「秋の森の奇跡」を読んでみた

林真理子の「秋の森の奇跡」を読んでみた。

林真理子氏の本を読むのは久しぶりだ。
前回読んだのはもう6年前くらいになるんじゃないかな…?

なんでまた読み出したかというと、
タイトルに「秋」という字が入っていて、
ちょうど今の季節だし、秋を感じたかったから笑
ただそれだけ笑…

どんなストーリーかなと思って読み進めていくと、
なんと不倫ものだった…笑
妊婦が読むには少し刺激が強すぎる気がしたが、
取り敢えず完読。

感想は、う〜ん…。
多分私と同じ性格の人だと、
主人公の気持ちが一切理解できずに終わってしまう
小説だと思う。
主人公は、感情的に発言するし、
感情的に行動する。

結局2人の40代の男性と不倫をするのだが、
それもその時の感情に流されて…?という感じで。

ストーリーのもう一つの柱が母の介護なのだが、
認知症になりかけた母に対して哀れな気持ちになり、
施設に預けるという兄の意見を土壇場で無視して
自分と一緒に暮らすんだと言い張る。
そして、夫を置いて母の自宅に娘と一緒に3人で
暮らし始める。

母を自分の家に引き取って自分は仕事を辞めて
介護に専念すると言っていたのに、
突然母の家に娘と暮らし始め、
介護施設にはキャンセル料を払い、
かつ自分は仕事を辞めずに母を家政婦に任せるという、
言ってることとやってることが滅茶苦茶な女性…。
貯金も崩しながら…。
夫との離婚の危機に直面しながら…。
そんな家族が大変な時に時間を作って男性と不倫
を繰り返す女…。
娘の晩御飯を家政婦に任せて男と不倫して夜遅くに帰ってくる女…。
一体何がしたいんだろう…?

こういうタイプは、本当に苦手だ。

全く思考が理解できないし、
話し合いにもならない。
感情で物事を語られると、すごくイライラしてしまう。
じゃあ最後まで読むなよというツッコミも入ってきそうだが、そこはね…、一度読み進めたら、
最後まで一応知りたいのが、好奇心というもの♡

小説が最後どんな形で幕を閉じるのか、
少し気になったので読み続けた。

ネタバレになるのでこれから読む方は以下読まない
ことをオススメするが、
結局最後は2人目の不倫相手とホテルで愛し合う
シーンで終わる。

果たしてこの終わりが、「本当の愛を見つけました」というメッセージなのか、
「また騙されている愚かな40代女性」という
メッセージなのか、ちょっとよくわからない。
でも前者ではなさそうだな…。

夫が不倫をしたという被害妄想から自分が不倫を
始め、そこで「本当の愛」を探し求める既婚子持ち
女性……。
なんとも痛々しい…。
あぁはなりたくないな…。

というか、本当の愛って、なんだろう…?
無償の愛というやつか?…
基本無償の愛は親子関係で生じるものであって、
男女の関係では無理ゲーなんじゃ…?
結婚にしろ恋愛にしろ、結局お互いにメリットを
見出すから関係がスタートするし続くわけで…。
冷めたこと言ってごめんなさい。

でも、どうしても、
主人公の考え方と気持ちに共感できませんでした。
最後まで、「?」マークで終わってしまいました…。