「子どもは親を選んで生まれてくる」を読んでみた

以前こういったタイトルの本または考え方について
ブログで書いたことがあるが、
絵本ではなく文章にしてあるものがあったので、
ここはひとつ読んでみようと好奇心に駆られて
手に取ってみた。

これは、以前に紹介した絵本の著者でもある
池川明さんという医師(医学博士)が書いたものだ。

読み終わっての感想を一言で言うと、
とても深い内容で、以前表面的な疑問をツラツラと
書いた自分が恥ずかしくなるほどだった。

本のテーマ的には、
2、3歳児をメインとした幼児の発言内容を
紹介するだけではなく、そこから考えられる
死生観や、生きる意味・目的など、かなり深い
哲学的な考察が織り交ぜてある。
産婦人科医としての経験も踏まえた考察だから、
その内容には医学的な解説も含まれていて
説得力があるし、「信じるか信じないか」のみに
執着した語りにはなっていないので、
読んでいて色々と考えさせられる、
学びの多い書籍だった。

この本は別に妊婦や子どもを持つ母親だけでなく、
生きている人全員が読んでためになる本だと、
素直に思った。

読んでいてやっぱり思ったのは、
記憶はとても神秘的だということ。
「それ、記憶違いじゃない?」とか、
「夢だったんじゃない?」とか、
言おうと思えばなんとでも言えるが、
そんなことを言い出したら、
全ての自分の日常でさえも、
本当は歪んだ記憶から形成されていて、
本当は「本当の世界」を見れていないかもしれない
なんて言うことだってできる。

それこそ物理学の話にも通じるかもしれないが、
この世界が別に複数同時に発生していて、
その一つだけが見えていて、
パラレルに進行している可能性だって、
あるかもしれないのだから。

現にあるものを否定するのは簡単だが、
ないものを真面目に否定するのは、
かなり難しい。
だからこそ、簡単に否定するのではなく、
「可能性」として保持しておく方が、
世界はより面白く見えてくるんじゃないかな♪

子どもが無事に生まれたら、
何もわからないわたしの赤ちゃんとしてではなく、
1人の人間として尊重する気持ちを忘れずに接したい。