「未婚当然時代」を読んでみた

にらさわあきこ氏の「未婚当然時代」を
読んでみた。

2016年出版だから、
結構新しい情報なんではないかと思い…

結婚とか、婚活とか、出会いとか、
そういうテーマについては、
ニュースで取り上げられたり、
友達との話題に上がったり、
自分の年齢とも関係するとは思うが、
前々から薄っすら気になるテーマではあった。

今、色々な話を聞くが、結局実際のところ
全体の傾向としてどうなっているんだろうと…。

この本は、旧来の結婚というものを
色々な方法で成し遂げようとしている
各世代の人たちを取材し、
その中で見つけた結婚ではなく「絆」という
軸でもって、彼らの実態を観察している。

勿論結婚も「絆」の1つの形だが、
今結婚したくてもできていない、
あるいは必要性を感じない人たちは、
一体何を「絆」として心の拠り所としているのか、
困った時に、誰にどんな形で頼るのか、
そんな著者の疑問から出発しているのだろう。

せっかくなので、
へぇ〜!と思ったものを、いくつか紹介しよう。
1つ目は、お見合いの形が以前のものから
少し変化しているということ。

旧来のお見合いだと、
双方で特に問題なければすぐに結婚は成立した
のだが、現代のお見合いでは、まだそこに恋愛
の要素を組んでおり、
昔はほぼほぼ
お見合いの実施回数=結婚成立数
だったのが、今では明らかに
お見合いの実施回数>結婚成立数
になっており、その乖離も大きくなっているの
だとか…。
お見合いして何回か会って、真剣な交際をする
までは、他の人と同時期に何回お見合いしても
会ってもいいのだとか。
つまり、少し結婚相談所と様子が似てきているのだ。

それがいいのか悪いのかは分からないが、
だからこそなかなか決まらない人もいるのだとか…

選択肢が増えるって、
ホントに何に関してもいい場合と困惑する場合があるよなと思う。

もう1つは、
50代の婚活参加者が急増しているということ。
そして、50代男性は35歳以下の女性を希望している場合が多いこと。
50代で未婚の方は、政府の統計では「生涯未婚者」のグループに入れられるから、
一生結婚しないでしょと数字では扱われている
年齢層ということになる。
しかし、実際は彼らのうちの何割かは結婚する気
満々だとのこと。
これ、だんだん統計結果の数字が実態を把握するのにズレが生じてるってことですよね?…汗
50代の場合は、結婚→子供を持つというイメージ
を持つ方も勿論いるようだが、
そうではなくても「絆」を求めるという場合も
大いにあるような気が読んでいてした。

あとは、
シェアハウスを通じて、
必要な「絆」を分散させるというスタイルがある
ということ。
1人の人に色んな要求をするのは現実的ではない
から、空間の共有としての「絆」はシェアハウス
を通じてして、心理的な繋がりとしての「絆」は
誰々として、と言った風に分散するのだそうだ。
端的にいうと、ギブアンドテイクみたいな感覚で
必要な「絆」を色んなところから補給するという
イメージか…。
結構割り切った考え方で、淡々としている印象を
受けた。

結婚が全てではない。
だけど人間だから、何かしらの絆は生きる上で
必要…そんな風に納得した。
確かに全くの1人じゃ生きていけないよな〜…。

いつも思うのが、
結婚したいと本心から願う時は大抵適齢期を
過ぎているのは何故だろう?
ここでいう適齢期は、仮に結婚して子供が欲しい
と言った場合に条件となる年齢のことだ(子供を
持つことができる年齢)。

みんなが20代前半で結婚して子供を何人か産めば、不妊治療を受ける世帯は確実に減るだろう。
というのも、現状初婚年齢は30歳前後が平均で、
第一子出産年齢もその辺で、35歳を過ぎると
自然妊娠の確率はかなり下がると言われているからだ。
でも、冷静に20代前半で結婚について真剣に考えて、子供が欲しいと願って結婚する人って、
どれくらいいるんだろう?
20代前半って、まだ大学を卒業したばかりだったり、社会人になったばかりで、そんな人生設計とか
考えてる心の余裕はないんじゃないかな?…
色々チャレンジしたり考えて、
真剣に結婚したいと思ったときには40歳だった
なんて話も、本著にあったけど、そういう場合の
方が、むしろ自然な結果なんじゃないかと思って
しまう。
私は平均初婚年齢よりもたまたま早く結婚したが、
結婚なんて馬鹿にならないと出来ないと思っている。
だって、将来なんて、だれも保証出来ないのに
「将来もずっと一緒にいましょう」と誓うのだから。3組に1組離婚するのも自然なんじゃないかと
思う。
その意味では自分は馬鹿になれたと言えるが…。
心のスピードと物質世界のスピードがあまりに
ズレているよな〜と、思うのです…。